外資系金融より、国内証券ディーラーの方が5倍以上もらえる!?

ざっくりいって、フロントオフィスの社員の適正な取り分は、会社にもたらした利益の5%−10%くらいだ。つまり年収5000万円の社員だったら5億円〜10億円ぐらいは稼ぎ出すことを期待されている。

しかし毎年10億円稼いでくれる社員がいたとして、会社が自動的にそれに見合った報酬を払うか、といったら絶対にそんなことはない。毎年10億円稼いでも、他社に引き抜かれない社員なら、会社は容赦なく最低の賃金を支払うのだ。そういうものなのだ。結局、会社側はこの社員を引き留めるのにいくら支払わなければいけないかを考え、そのぎりぎりの水準を払おうとする。

外資系金融の終わり 年収5000万円トレーダーの悩ましき日々 藤沢数希/著 ダイヤモンド社より

上記の部分を読んだのは去年だったのですが、運用という仕事に対してインセンティブがここまで違うのかと、びっくりしたので、ここに載せてみました。

というのも、ざっくりいって、ディーラーの取り分は、会社にもたらした利益の30%〜50%くらい。つまり年収5000万円のディーラーになりたかったら、1億円〜1.5億円ぐらいで稼ぎ出すことで、目標が達成可能なのです。

もちろん、外資系金融だからこそ、得られる情報、得られる経験などもあるのでしょうが、それでもこの差は看過できないレベルです。

ちなみに、裏を取ってみました。

ゆたか証券 ディーラー募集要項 ← 約30%
アーク証券 ディーラー募集要項 ← 約30%以上
三田証券 ディーラー募集要項  ← 約40%以上!?

どんな仕事でも、1番自分を高く買ってくれるところで働くに越したことはないですね
(この考え方は同書でも書かれていますので、興味のある方は読んでみてください)