【期間限定無料】専業主婦は2億円損をする

こんにちは、ヘッタチャンです


毎回本を買っている橘玲氏の新刊「専業主婦は2億円損をする」がアマゾンキンドルで期間限定無料公開中です。
この本は女性だけでなく、男性にも読んでほしい一冊だったので、内容一部を備忘録として、こちらへ。


以前紹介した「幸福の「資本」論」を女性向けに書いたという内容ですが、語り方が代わったことで、自分の心に刺さる部分も変わってくるものですね。


以前紹介記事
・幸福の「資本」論―あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
・「幸福の「資本」論」−お金と幸福に関するシンプルな法則・幸福の「資本」論 幸福な自己実現のために知るべきこと
・幸福の「資本」論 日本人の遺伝的特徴を前提とした人生設計


トライ&エラーをいかに、人生に負担をかけずに行うか、その辺について考えさせられました。


なお橘氏が著書でずっと語っているのは


必要なのは、「いまの社会をどう変えるか」ではなく、「この社会を前提としたうえで、どうすればいいか」を考えることです。
 このことをわかりやすくいうと、こうなります。 「みんなが幸福になる方法はないけれど、あなたが幸福になる方法はある。


これは至言だと思います



以下本書より抜粋


理想の社会などどこにもありません。ここで提案しているのは、世の中がまちがっているということを前提としたうえで、どうすればあなたが幸せになれるか、ということです


インドのエリート層は、子育ては乳母に、家事は家政婦に任せますから、子どもを産んだ女性はすぐに職場に復帰して、それまでと同じようにバリバリはたらきはじめます。マミートラックもなければ、産後うつになることもないでしょう。  そう考えると、日本の社会の特徴がわかります。それは、一見男女平等に見えても、「女性が子どもを産むと?差別?を実感する社会」なのです


女子高生に「なりたい仕事」を聞くと、1位が公務員で、その次にアニメやマンガ関係の仕事が来ます。これは、わたしたちが仕事になにを求めているかをとてもよく表わしています。それは、「安定」と「やりがい」です。  むずかしいのは、このふたつが両立しないことです。


就活のとき、「自分に向いた仕事をどうやって見つければいいかわからない」と悩むかもしれません。わたしのアドバイスは、「とりあえず就職して、向いてないと思ったら転職する」というものです


アメリカの調査では、「社会人になって早い時期に頻繁に転職する人は、キャリア最盛期に高賃金、高収入を得ている傾向がある」ことがわかっています。しかし考えてみれば、「転職しなければ適職に出合えない」というのは当たり前の話です


欧米ではいまや、適職さがしも恋人さがしも「トライ・アンド・エラー」です。それに対して日本は、新卒一括採用の終身雇用がまだ残っていて、(すくなくとも子どもができれば)結婚して生涯添い遂げることが期待されるのですから、これは「一発勝負型」です。  これはどちらがよくてどちらが悪いという話ではありませんが、社会がどんどん複雑化して未来になにが起きるかわからなくなると、「一発勝負型」の人生戦略はうまくいかなくなってきたのです


日本の会社ではずっと長時間の残業やサービス残業が問題になっていますが、一向にあらたまりません。なぜこんなかんたんなことができないのでしょうか。  それは、「日本の会社は残業時間で社員の昇進を決めている」からです。 「そんなバカな!」と思うかもしれません。でも就業時間を揃えると、大卒女性は男性社員と同じように昇進しているのです


必要なのは、「いまの社会をどう変えるか」ではなく、「この社会を前提としたうえで、どうすればいいか」を考えることです。
このことをわかりやすくいうと、こうなります。 「みんなが幸福になる方法はないけれど、あなたが幸福になる方法はある


難が大きいほど幸福感も大きい  お金持ちの家に生まれ、美人で頭もよく、いい大学を出て一流企業に入り、素敵な男性と結婚して、優雅で幸福な専業主婦になる──。こんな夢を見ている若い女性はたくさんいそうです。
しかし、こうした?理想の人生?は幸福な人生ではないことがわかっています。またもや、「なんで!?」という声が聞こえてきそうです

 


アメリカの心理学者が、深刻な病気やケガ、友人や愛するひとの死、貧困や虐待など、いろいろな逆境を体験したひとのその後を調べました。
逆境の経験がもっとも多いひとたちは、うつ状態になることが多く、健康上の問題を抱え、人生に対する満足度も低いことがわかりました。これは当たり前ですが、しかし、同じように幸福度の低いグループがもうひとつありました。それは、「逆境を経験していない」恵まれたひとたちだったのです。
うつ病のリスクが低く、健康上の問題が少なく、人生に対する満足度がもっとも高いのは、逆境を経験した数が中程度のひとたちでした。幸福になるには、つらい体験が必要なのです