バブルの時期には、バブルを信じ切っている人が必ず勝つ

コルム・オシア
ファンダメンタルズ分析から今起きていることに気づき、低リスクで年複利平均一一・三%を実現した「ソロスの弟子」

P.238  バブルの時期には、バブルを信じ切っている人が必ず勝ちます。
ですから、パフォーマンスは強気筋よりもかなり悪くなると分かっていました。それはかまわない。まずまずのリターンを上げながら、相場が転換するまでひたすら待つだけです。

そうすれば、大きなリターンを上げることができます。私の信念は資金を複利で増やしていくことであって、損をすることではない。私たちは喜んでバブルに乗っていました。

ただし、流動性が極めて高いポジションを持つことで、そうしていたのです。そうすれば望むときにいつでも素早くポジションを手仕舞える。

人々の犯した最大の間違いの一つは、バブルに参加したことそのものでなく、そこで手仕舞えないような大きなポジションを取ったことでした。バブルの時期にはすべての投資対象に流動性があるように見えますが、重要なのはバブルがはじけたあとなんですよ。


上記は、続マーケットの魔術師 コルム・オシアからの抜粋です。
下げそうで下げない日本市場、金曜日の雇用統計発表の結果週末のNYは267.5ドルと大幅高。日経平均先物も19660円と280円高く終わっています。
日銀の金融緩和以降の相場がバブルかは、今後の歴史家に任せるとして、知っておくべきなのは、いつか終わるバブルにどう対処するかです。

二年前の2013年5月23日に日経平均が一日で大きく下げた後(5/23売買記録参照)、市場は停滞。
それまで新興市場にあった流動性があっという間になくなったことがあります。
今月にそのようなことがまた起こるかわかりませんが、流動性がなくなるかもしれないということを頭の片隅に入れつつ、この中々下げない、粘り強い上げ相場で利益を上げていきたいものです。

でも、まあ月曜はとりあえず、ヘッジ売りの赤字に月曜にご対面です(泣)

なお、この参照部分の後に、コルムのオプションを使ったヘッジしつつ利益を伸ばす方法が載ってます。私はそちらは専門ではないですが、
バブルが続けば、素晴らしいリターンが得られ、バブルがはじけても、プレミアムを失うだけというオプションのやり方、いつか出来るようになりたいものです。(それには、ディーラー辞めないといけないのが今の所、難点)