金持ちリタイア・貧乏リタイア 本当にリタイアするのか?

P.185 本当にリタイアするのか?
 資産が順調に増えていき、予定通り経済的自由を手に入れることができたとき、ここでリタイアされる方もいらっしゃいますし、そのままサラリーマンを継続される方もいらっしゃいます。


◆リタイアの目的を再認識
 当初の目標を再度見てみましょう。目標は人それぞれです。私はリタイアしたことはないのですが、過去に勤めていた米国企業が日本市場から撤退が決まって、一部を日本企業に買収されたことがありました。実質上、ほとんどのマネージャーが退陣しなければならなくなってしまいました。
 情報を聞きつけたヘッドハンターからいくつかオファーを受けましたが、資金的に余裕があったのと、前の会社での疲れがあったので、しばらく無視して遊んでいた時期がありました。


 平日の昼間から遊ぶことは最初は楽しいのですが、一ケ月もすると飽きてきました。そもそも一緒に平日の昼間から遊んでくれる人がいないのです。
 好きな読書も好きなだけすることができます。ゴルフも平日からラウンドできます。車も好きなだけ運転できます。
 しかし、毎日ゴルフに行ってもプロではないので飽きます。スポーツカーで毎日箱根に行っても飽きます。映画は毎日違う作品を見に行っても1ヶ月もちません。読みたい本のネタも尽きてきます。友人も仕事があるので、毎日つきあって遊んでくれません。


 会社員だったときは、あれほど自由に遊びたい、ゆっくり眠りたいと考えていたことが、いざその立場になると三ヶ月が限界でした。
 告白すると二ヶ月目にはもう耐えられなくなって、友人が経営する会社のコンサルティング業務を手伝っていました。そして、三ヶ月後にはヘッドハンターと交渉を再開していました。一年くらいはゆっくり過ごそうと考えていたのに、です。


 あなたのリタイアの目的がもし、毎日好きなことをしたいという場合は、少し考えてみていただきたいと思います。せっかくサラリーマンを卒業するならそれ相応の目的がないと、自由すぎて飽きてきます。
 後悔しないためにもリタイアはよく考えていただきたいと私は思っています。 抜粋ここまで

上記は、「金持ちリタイア・貧乏リタイア〜社長より稼ぐサラリーマン大家の不動産投資術」からの抜粋です。


ディーラーの仕事を始めて、10年以上立ちます。上記の本を読んで思い返してみると
途中寄り道がてら出版をしたりした関係で、金融だけでなく、色んな成功者の方と知り合うことが出来ました


投資での運用益年一億円という方や、資産ん十億円という方ともお会いしますし、投資関係のビジネスの利益で都内の一等地に豪邸を建てたり、投資用マンションを複数棟持っていたり
それこそ、IPOした会社の役員をされている方で、一夜にして億万長者の方
本がベストセラーになり何十万部と売れた方、ネット上のサイトから毎月100万入ってくる方などなど、本当に沢山の成功者の方々にお会いしましたが、誰1人、仕事をまるっと辞めてのリタイアされてる方は1人もいませんでした。


エンジュクでブログを書かれてる方も同様ですよね。


当ブログを訪れる方は、資産を築いてリタイアを考えている方もいると思います。
この相場が続けば、一億、二億といった金額に届く人も多いと思いますが、単純なリタイアでは、退屈する可能性が高いようです。
ちょっと気が早いかも知れませんが、その後どんなことをして生きていくか考えるのもいいかもしれません。


個人的にみていいセミリタイアされたと思えた方は、サラリーマンしながら資産を築き、男性にもかかわらず育児休暇を何年か取られた男性でした。その方は、社内で出世が遅れもいいという余裕が資産運用の結果生まれたのです、


かくいう私はリタイアしたら、売れなくても良いから本を書いていこうとおもっていましたが、出版の世界も色々ありまして、新たな道を模索中です。
まあ、個人的なリタイア可能金額までには、まだまだ稼がないといけないんですけどね(苦笑)