三年で会社を辞めたら損ですよ!


むかしあってこれからもおこるお話


あるところにヘッテルとフエーテルという兄妹がいました。
ヘッテルとフエーテルは、色んな事に才能があり、多方面で活躍していました


ヘッテルは歌も踊りも上手くて、人気アイドルグループにも選ばれるほどでしたが、それだけじゃなく、リケジョとして理系の才能もあって、お酢に漬けただけで細胞を若返らせて、活性化させるなど数々の発見発明がありました。


エーテルは物書きの才能があって、若い頃からたくさんのコンテストで入賞、その一冊であるKANEROU-金漏-は百万部のベストセラーになるほどでしたが、文学以外にも、スポーツも得意で、細いカラダなのにもかかわらず、相撲で毎回8勝7敗で番付を上げたりと文武両道でした。


なんでもできる兄妹でしたが、20代30代40代と年を取るとともに、その輝きを失っていきました。歌も踊りも理系の才能も、物書きの才能もスポーツの才能も一番になれることが少なくなり、どんどんと下に抜かれてしまいました。


それでもたまに3位だったり、入賞だったりと色んな分野でまだまだ頑張れてしまうので、どれかをやめることもできませんでした。


結局50代になった時には、どれも勝てなくなり結果を出せなくなり、一位となるようなものもここ十何年かなかったのでその頃にはすっかり人々の記憶から消えてしまいましたとさ


めでたくなしめでたくなし




こんにちは、三連休でようやく自分の時間がフエーテル マネー・ヘッタ・チャンです。
あいかわらず、時間に追われて右往左往しております


さて、本日のモノガタリは先日ネットナンパして頂いた評論家常見陽平氏の「三年で会社を辞めたら損ですよ!」を参考に物語ってみました。


日本経済新聞で、常見氏が共感できることを言っていたので、なにげなくツイッターで粒いた所、あれよあれよとお会いすることに。
ネットで人との距離がぐっと縮まったことを再認識させられました。
そういえばあちき、内藤忍さんにも羊飼いさんにもネットナンパされてるんでぃすよね。はっ、もしかしてあちき軽いオンナなのかしら???(゚Д゚ノ)ノ)


気軽に会える著者として、いつかフィクションな物語と全く関係ない企業関係者から刺されたりしそうです。


さて、それはさておき常見陽平氏は、新卒でリクルートに入り、『とらばーゆ』編集部などを経て退社し、2005年株式会社バンダイに転職して、人事部で新卒採用を担当。その後、独立し、今の評論家としての地位を築いています。


最近では、社会人として大学院に入り、社会人になっても自分の成長のためのインプットを欠かさない様に、最近たるみ気味のヘッタ・チャンとしては、いたく反省させられた次第です。
物語中のヘッテルとフエーテルほどではないですが、私も金融の仕事に出版、ちょっとした頼まれ仕事に、プライベートでもやってみたいこと、学びたいこと、やらなければいけないことが山積みで場当たり的にこなしているばかり。


この本を読んで社会人として、人として、どう生きるかを考えるのに、自分の中の優先順位付けがおろそかだったと気付くができて、新年度から優先順位を付けて、ビジネスにプライベートに邁進できそうです。


一緒に読んだ白河 桃子氏との共著「女子と就活―20代からの「就・妊・婚」講座」も女性が仕事をするということが当たり前の昨今の中で、女性がどういう立場に置かれている非常にためになり、併せて読んだおかげで、久しぶりに自分の行動を大きく代えられた2冊でした。


今年度最後の週末に、新年度の優先順位を考えるための一冊として、ぜひ読んでみてください。


三年で会社を辞めたら損ですよ!
参考にしたページ
154 優先順位付けをする
 新人時代、上司にこのような話を聞いたことがある。アメリカのある著名経営者が、コンサルタントに「どうすれば私はもっと仕事が出来るようになるのか?」と相談したそうだ。調査に調査を重ねた結果のコンサルタントの提案は「社長、優先順位付けです。何をやって、何をやらないか。それを決めるだけで、仕長の仕事の効率は劇的に上がります」ということだった。


 優先順位は仕事の基本であり、もっとも重要なことである。私が後輩を育成する際にも必ず、伝えるようにしている。優先順位付けの方法は以下のやり方がよいと思っている。
 よく知られている方法なのでご存知の方も多いと思うが、まず、これからやるべきこと、やりたいことを、一度、書き出してみる。この「書き出す」という行為の過程で、仕事はさらに分解され増えることもあれば、新たに取り組みたい仕事が生まれていくことだってある。その上で、「緊急度」と「重要度」でマトリクスを作成し、そこに現在ある仕事をプロットしていく。ポストイットを使っても、ボールペンで書き出してもかまわない。


 言うまでもなく、「緊急かつ重要な仕事」は、真っ先に取り組まなくてはならない仕事である。すぐに、最優先で、最大限の力を投入してやろう。
 「緊急ではないが、重要な仕事」は、実はもっとも大事な仕事である。「しめきりはまだ先だ、じっくり考えよう」などと考えていると、あっという間に時間が過ぎていて、気づけばタイムオーバーとなっていることは多々ある話だ。


 「緊急かつ重要な仕事」は、実はこの「緊急ではないが、重要な仕事」を放置していたために、生まれているものである。まず、着手をし、何にどれくらい時間が必要か割り出しておくこと、少しずつ確実に進めておくことが大切である。
 「重要ではないが、緊急の仕事」はさくさく処理しよう。そして、「緊急でも重要で もない仕事」は、そもそもやらないという選択肢がある。あるいは、他の人にやってもらうという手もある。放置しておけば、仕事自体が消滅することだってある。


 優先順位付けは、出来れば毎朝行う。毎日、優先順位は変わってくるからだ。朝、少しだけ早く起きて取り組もう。これに三十分〜一時間かけている人もいるという。しかし、それだけの価値はあると思う。時間をかけて、仕事を分解し優先順位をつけると全体で数時間の短縮になる可能性があるからだ。何をやって、何をやらないのか明確にすると、頭の中もすっきりするし、悩まないのだ。


 優先順位付けした後は、スケジュールをみて、いつそれに取り組むかを決めてしまおう。具体的に実行する時間を決めてしまわないと、ついつい忙しさにかまけて取り組むのが遅くなってしまうものである。常に、仕事の優先順位と、実行するための時間を意識する。自分で時間をコントロールするので、仕事に追われず、「仕事を追う」モードになり、気持ちものってくる。


 そもそも、学生や若い社会人は「時間は無限にあるもの」だと考えがちである。恥ずかしながら私もそう思っていた。しかし、一日は二十四時間しかないわけであり、せいぜい十四時間くらいしか働けないわけである。いや正確には就業時間である七時間半しかないものだと思ったほうがよい。いわゆる「残業」は最後の切り札にとっておくべきなのだ。


 また、営業日も一ヶ月で二十二日程度しかないのだ。実際には、会議や雑務もあるから、ピュアな企画タイム、営業タイムは一ヶ月で実は数十時間しかないわけである。まさに時は金なり。自分に時間がどれくらいあるのか把握し、どの仕事にどれだけ時間を「投資」するのかを決めていこう。


 なお、このスケジュールに落とし込む際も、「書き出す」という行為が大切である。もちろん、多くの人は「頭の中で把握しておけばいいや」と思うに違いないし、それでなんとかなるのもよく分かる。しかし、「頭の中で把握して、整理しようとする」行為は極めて危険だと思う。


 人間の頭をPCにたとえると、結局、これは「メモリーを占有」していることになり、現在取り組まなくてはならない仕事に集中できなくなる。また、記憶力というのも残念ながら、物理的に年々衰えるものである。うっかり忘れてしまうこともあるだろう。そのため、一度「書き出す」ことによって、頭の中をからっぽにすることが、仕事をより快適なものにさせるのである。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)