夢も描かねば叶うまい
こんにちは、含み益がヘッテル、マネー・ヘッタ・チャンです。
一旦利益になっても、それを伸ばすべきか確定すべきか、悩ましい所で多分永遠に悩む気もします…
さて、そんな悩めるマネー・ヘッタ・チャンの隔週連載「毒舌マッチポンプちゃんのマネーのカラクリ物語」が更新されました。
今回のタイトルは夢も描かねば叶うまい
今回のモノガタリは、夢とか野望とかはでっかい方が良いこともあるぞと言うお話
最近、学校で少し講義をさせてもらったり、ビジネス書関係の集いなどで20代と話すことがちょくちょくあるのですが、皆良く言えば堅実、悪く言えば小さい彼らの夢や希望をよく聞きます
モノガタリの参考にした「世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方」の著者原マサヒコ氏は、ほぼ自伝の前作「アクセルを踏みこめ 」で、あのトヨタグループの整備技術を競う「トヨタ技能オリンピック」で最年少23歳での優勝を果たしトヨタNO.1の座に輝き、その後も「カイゼン」のアイデアを競うアイデアツールコンテストで2年連続全国大会出場も果たしたことを書いています
その類い希な結果は、原氏が新人でも「トヨタ技能オリンピック」で一位になるという、なんで新人でそれを思っちゃたのかと小一時間説教レベルの無茶を本気で成し遂げようと覚悟したからこそのもの
(なぜ彼がそう覚悟したかは本を読んでみましょう)
ヘッタ・チャンがたくさん生きた中で思うのは、目標とか夢は叶ったり叶わなかったりだけど、それでも努力すると結構手前まではいけることが多いなあということ
社長になるって決めたら、役員止まりだったり
30歳までに一億貯めるって思うと8000万くらいしか貯まらなかったり
めっちゃ素敵な旦那様と結婚して、子供を産んでとか思うと、まあまあな旦那さんと子供が手に入って、当初の夢とは違うけどそこそこ幸せだったり
彼らが手に入れたものは当初の夢100%じゃないけど、どこに出しても恥ずかしくないモノ
それを手に入れたのは、最初の夢が具体的で大きかったから
これが30歳までに1000万とか
部長とか課長になれば満足とか
とりあえず結婚できればだれでもいいやとかの夢だったら
きっとそこにすら辿り着けていないでしょう
というわけで、どうせ持つなら夢はでっかく
小さくまとまるのはもったいないぞというモノガタリ「夢も描かねば叶うまい 〜夢は非常識くらいがちょうど良い」、ぜひ読んでみてください
あ、あとこの連載でふが…
あと二回で終了でふ
そう、打ち切りってヤツだ
マネーのカラクリ残り二回お楽しみに〜♪
モノガタリの参考にした一冊
176頁 「競争原理を働かせるというのは会社にとって必要なことだ。それで、一歩のチームはどういう戦略でやっている?」
「はい。トップがAチームですので、まずはAチームの売り上げ数値を目標にして、同じような作戦でいこうと思っているんですが……」
「ですが……何だ?」
重蔵さんの白い眉毛が歪む。
「あまり上手くいってないんです」
「うむ。そうだろうな。上手くいったとしても一歩のチームがAチームに勝つことはないだろう」
「え? 何でですか?」
ボクは、食ってかかるような尖った口調で疑問をぶつける。
「他と同じことをしていてもダメだ。先行しているAチームを抜くことは出来ない。考え方を変えなければいけないだろうな」
「でも……どうやって考え方を変えればいいんですか?」
「非常識な目標を立てることが大切だ」
「え? どういうことですか」
「今のお前なら、もうそれだけ伝えれば十分だろう。この前の法事の時にすべて種明かしをしたのは、もうすでに1人立ちする力が備わってきていると分かったからだ。ヒトミももうお前のことを認めている」
今のお前なら、という言葉に自分を信じてくれているという嬉しさがこみ上げてきた。
「分かりました……やってみます」
嬉しさをかみ殺すように返答して、目の前のコーヒーを飲み干した。
重蔵さんの家に背を向けて歩きながら、考えを巡らせる。非常識な目標って何だろう。今はAチームと同じ台数を目標に設定しているけれど、非常識ってことは、もっと数を増やすということだろうか。
とりあえず、非常識っていうぐらいだから5倍の数字ぐらいを言ってみようか。いや、でも、そんなことを言ったら訝しく思われるだけじゃないだろうか。そんな不安を次々と思い浮かべながらも、翌日のミーティングで説明することにした。
(抜粋ここまで)