もの言わぬ麻 〜善きモノのつぶし方つぶされ方〜

こんにちは、最近支払が多くて、銀行口座のマネーがヘッテル、マネー・ヘッタ・チャンです。
口座分散させすぎて、動かすのがめんどいとか言ってたら、メイン口座の残額が
5万を切りました…


幼稚園児でも、お年玉とかでもう少し入ってそうな気がする今日この頃です


さて、そんな残念なマネー・ヘッタ・チャンの隔週連載「毒舌マッチポンプちゃんのマネーのカラクリ物語」を更新しました。


今回のタイトルはもの言わぬ麻 〜善きモノのつぶし方つぶされ方〜


今回のモノガタリは、ライバル企業に対するあの手この手って実はいっぱいあるじゃんというブラックなお話


映画もドラマ、マンガ、果てはビジネス書でも綺麗事ばかりで辟易とすることが多いなあ
ここであーすればいいのにと思うことがひねくれヘッタ・チャンにはたくさんあったので、そういう部分をざっくりと書いてみました


仕事でもプライベートでも、本来の日常では絶対こういう視点が役立つと思うのです。


なお、モノガタリの参考にした「偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている (5次元文庫)」は自分のモノガタリよりもずっと黒い隠謀史観がてんてこもり。


全てを鵜呑みにするのは危険かもしれませんが、歴史を「お金の流れ」からみるというのは、かなり重要だと思うので、一読をお勧めします


いや、しかしお金を刷ることが出来る銀行が公的なモノではなく、民間だというのは恐ろしいですね


以下は、この本のヘッタ・チャンメモです
080 我々が毎日使うお金が、どのように中央銀行からやってくるのか簡単に見てみよう。

中央銀行が紙幣を発行する(財務省印刷局が紙幣を印刷する)。
中央銀行がそれに利子を付けて、政府や街中の銀行に貸し出す。
③街中の銀行は、それにさらに利子を付けて企業や人々に貸し出す。
 政府は国家事業(公共事業や役所仕事など)を行い、企業や国民に支払いをする。
④これらのお金が企業や人々の間でやりとりされ、街中にお金が流通する。

このように、お金は中央銀行から生み出されて街中に出回っている。そして、中央銀行は現在、世界中の国々に存在する。それは世界的な制度である。

(中略)

ここで、イングランド銀行設立の重要なポイントをまとめてみよう。

①無から有を生み出す仕組みができた。紙のお金が大量に発行された。
通貨発行権が民間人の手に渡った。
③戦費が銀行と国家の間で自由に調達できるようになった。

イングランド銀行の設立は、中央銀行のモデルが誕生した画期的な出来事であり、紙幣を大量に流通させることで、イギリスの産業革命と世界進出を後押ししたと歴史上認識されている。その一方で、この銀行の創立された日に西洋文明の未来はなくなったと考える識者もいる。

イングランド銀行ができるまでは、国民は戦争に反対したければ、税金を払わないことで国王に意思表示をすることができた。しかし、銀行が「通貨発行権」を手に入れたことで、自由に紙のお金を創って、銀行と国家の一存で戦争を続けることができるようになってしまった。国民は戦争に反対する最も強力で有効な手段を失ったのである。


100 中央銀行に借金を負う政府は、その返済のために国民から必要以上に税金を取り立てなければならない。負担は最終的に、我々国民に全て課せられる。ちなみにアメリカの場合、国民の所得税は、全てFRBへの利子の支払いに充てられている。

旧約聖書には、このような言葉がある。−借りるものは貸すものの奴隷となる−

この言葉にあるようにお金を借りる側は、貸す側の奴隷となってしまう。


116 まず日本では?
国を超え、世界を動かす国際銀行家。彼らが、過去にやってきたことを簡単に振り返ってみたい。お金の流れから世界の近代史を見てみると、大きな出来事が全て一本の糸でつながっていることがわかる。歴史の複雑さの謎が解けるのだ。

我々が学校教育で習った歴史や一般常識の歴史には、銀行家とお金の存在がそっくりまるごと抜け落ちている。出てくる登場人物は全て政治家や軍人だけである。その歴史観をクルマにたとえるなら、クルマの外観だけを見てクルマの全てを判断しているようなものである。ボンネットを開けてエンジンを見なければ、どのようにクルマが走るのか到底わかるはずがない。

歴史も同じである。戦争がどのように作られるのか。その原動力はお金である。お金がどこから誰によってもたらされたのかを知らなければ、本当の意味で歴史を理解していることにはならない。


モノガタリの参考にした一冊


参考にした一説
274頁 メロンは、自社の石油製品にかかる税金を下​げる反面、アンスリンガーを使って麻に高額​な税金をかけ、麻の流通を取り締まるなどや​りたい放題やったのである。

このように「マリファナ課税法」は石油産業​、つまりはそれを経営する国際銀行家のため​に作られた法律だった。この法律によって、​薬、紙、布に多用される麻を市場から抹殺し​、石油産業に莫大な利益をもたらすことがで​きたのだ。

コストパフォーマンスに優れた麻に石油産業​が打ち勝つことは容易でなく、それには税金​をかけるとともに、取り扱いを規制するとい​うダブルパンチをみまう必要があった。


この甲斐あって麻製品は衰退し、石油産業に​莫大な利益をもたらすだけでなく製紙産業、​繊維産業も利益を得ることとなった。医薬品​以外に布や紙までも、石油や木材から作られ​るようになったからだ。
(抜粋ここまで)



「マッチポンプ売りの少女」地味に売れ続けてます☆


帰ってきた「ヘッテルとフエーテル」!3話追加で文庫化に!!