消えた秀才だけど、質問ある?


こんにちは、最近東海地域観光がフエーテル、在留可能性がヘッテル マネー・ヘッタ・チャンです


前回の日記でちょっと書いた部署のリストラが進行中です
来週か再来週には、話合いの結果が出そうですが大分厳しそうなんで、いられる内に色んな所行っておこうと、三重とか岐阜の観光名所にいったりしてます


さて、そんな転落人生が待ってそうなヘッタ・チャン、隔週連載「毒舌マッチポンプちゃんのマネーのカラクリ物語」を更新しました


消えた秀才


今回のモノガタリはヘッタ・チャンのこれからの転落話…


ではなく、


外資系企業で営業成績ナンバーワンだった男が、業界の構造変化で会社が業績不振に
自分のいる部署まるごと、中国の企業に買収されて給料が半分に、勤務先も中国になるという展開からの


転職を数回繰り返し、ついにはどこ採用してくれなくなり
躁鬱病を発症して、周りも自分も傷つけまくる転落人生のお話です


で、このモノガタリは、「生きぞこない …… エリートビジネスマンの「どん底」からの脱出記」の話ほとんどまんまだったりします


モノガタリを書いている中感じたのは二つ


人の一生は、時代の乱暴な流れの中、一瞬でどうとでもなること
戦争、地震といった天災、政治的な混乱、他者のなんの理由もない暴力とか


そんなものに巻き込まれたら、よっぽどの天才以外はただの塵芥(ちりあくた)
エリートでいられる環境が変わったら、一気にどん底に行くこともあると言うこと


それともう一つはモノガタリ消えた秀才」にも書いてますが、「人との繋がり」の大事さ


この大切さがわかっているかわかっていないかで、仕事、恋愛、家族、お金と人生の各分野で決定的な差が出るんだということ


生きぞこない 」を読むとわかるのですが、主人公はエリートですが、人と関わるのが苦手というか、はっきりいって


重度のクズ男


躁鬱病ということで色々と仕方ない所もあるのかもしれないですが、本当に整合性がとれない人、例を挙げると


・会社をクビになったけど数千万の外車買っちゃう
・その車をバイト生活になっても売らない
・周りの心配してくれる人をどうせ自分の金目当てだと思っちゃう
・女性のヒモになっているのに、高級時計をいくつも持ってる
・生活費を出してくれた恋人を捨てて、ネットで知り合った女性の所に転がり込む


普通人ヘッタ・チャンとしては、行動がなぜ?なぜ?の連続なのですが、一歩間違えると自分も同じ事になるのではと思わせる、率直な語りが逆に読ませるし、好感が持てました


読み終わった後は、色々と整合性取れてないところ、質問しまくりたくなります。
でも、整合性がとれないからこそ、人間なのかなと


男性は、いつか自分もこうなる可能性があると思って
女性は、こんな男に尽くしてはいけないという参考書として


生きぞこない …… エリートビジネスマンの「どん底」からの脱出記


の一読をオススメします
今年一番食いついて読んでしまった本でした


ちなみに出版社はあのコブラ社じゃなくて、ポプラ社さん


くやしい・・・けどっ・・・読んじゃう!ビクビクっ状態でした(笑)


モノガタリの参考にした一冊


参考にした一説
187頁 緊張したが、躁状態ということもあり、僕は思い切って日本を代表するトッププロの方々に向かって、ひとつ質問をした。


「ドラマーを志す人は星の数ほどいます。素人だって、うまい人を数えたらやっぱり星の数ほどいると思います。でも日の目を見ない人が九十九%ですよね。その中で、どうして皆さんはドラマーとして、現在の地位を築けたんだと思いますか?」


今思えば、顔から火が出るような稚拙な質問だったが、おもしろいことに、全員の答えが一致した。それは「人との繋がり」。僕の隣に座っていたカースケさんがにこにこしながら、丁寧に説明してくれた。


「オレは自分のドラムに自信をもっているけど、桑田さんに『そこのドラム、こうしてくれる?』って言われれば、『OK』って変えるよ。そこで『オレのドラムはこうなんだよ!』とはならない。そうなっちゃうのは自信でもなんでもなくて、ただの自己満足だよね。


ドラムが上手いヤツはいくらでもいるけどさ、どんなに上手くても仕事に呼ばれなければ食っていけない。『オレが一番だ!』 って威張ったって、呼ばれなければ一番じゃないんだよ。実力的にどんなに上手くったってね。呼ばれないってことは周りに『認められていない』ってことなんだから。


本当に上手いのは『ここはあいつのドラムだよね』って思ってもらえるヤツ。そうやって呼んでもらった場で、期待以上の音を出せるヤツだよね」


ズキーンときた。プロフェッショナルの言葉だと思った。


中略


そう、正確な音がほしいだけだったら機械でいいんだ。人なんていらない。高度な技術や能力があったところで、仲間と音を、呼吸を、心を合わせられない人間は用がないんだ。
抜粋ここまで


コブラ社のすごさがわかる「マッチポンプ売りの少女」www



「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」は人との繋がりの怖さを書いてます