第10回 空とぶTOYOTTO
ご無沙汰しております、引っ越して落ち着いたらと思ったら、確定申告の準備と次回作の準備と週間連載のネタ探しと昔からやってる副業に、追われに追われまくり、Todoリストの長さがフエーテル マネー・ヘッタ・チャンです。
まじ早くコピーロボットが実用化されないかなー
さて、週1連載「毒舌マッチポンプちゃんのマネーのカラクリ物語」を更新しました。
今回のタイトルは「空とぶTOYOTTO」で、テーマは「ロビー活動」
政治家や政府への陳情が、恐るべき効果、結果を発揮する話を妄想して物語ってみました
あいかわらず、登場する企業や団体はフィクションですが
ロビー活動にあてられる資金と時間を他のもに使えば…と一瞬思いますが、経済合理性によってロビー活動が有意だというのもまた紛れもない事実
モノガタリのように、まともに物作りだけをしていると、ロビー活動からの横やりで良いようにされてしまうことも実際多々あります
生きていく以上、知っておいてほしい、世界のルールですね、やっぱり
なお今回のモノガタリは海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密の海賊のロビー活動から着想を得ました
この本、かなりオススメです
参考にした一説
240ページ
過去二八〇年で政府はすさまじく拡大したので、今日活動しているあらゆる企業は、絶えず拡大する法制度に影響されている。おかげで経済的な生き残りは、変化する法環境を知り、それに適応できるかどうかにますますかかってくるようになった。
企業がこうした法の拡大に適応する一つの方法は、経済学者が「レントシーキング」と呼ぶものを使うことだ。一部の企業は、広範な規制環境を有利に活用する方法を巧妙に見つけ出したのだ。
あらゆる企業は毎年すさまじい金額をかけて、自分たちの事業継続を左右する法定プロセスを「捕らえ」ようとする。たとえば、立法プロセスは国内の製鉄会社を外国から守るために、関税をかける力を持つ。だから国内の製鉄会社は、議員に対してロビイングを行い、法を通じた関税で自分たちを保護させようとお金を使う。
たとえば、もし国内製鉄会社にとって、その潜在的な関税の価値が五〇〇万ドルなら−つまりこの関税により、もっと効率的な外国製鉄会社の競争圧力にさらされた場合に比べ、国内製鉄会社が五〇〇万ドル余計に稼げるなら−理屈としてはかれらは、最大で五〇〇万ドルかけて、こうした関税で保護してくれるほうを、議員に支持させようとする。
抜粋ここまで