連載第9回 お局姫
新年あけましておめでとうございます、マネー・ヘッタ・チャンです
昨年はお陰様で、無事マッチポンプ売りの少女を出すことが出来ました
これもひとえに前作と今作を買ってくださったみなさまのおかげです、本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今日までに4回おみくじを引いて、小吉、吉、中吉、大吉ときました、運がフエーテル マネー・ヘッタ・チャンです
と思ったんだですがね、内容がだんだん悪くなるのはなんでなんですかね!
大吉なのに、
「仕事 良くない」
「商い 利少なし」
「失せモノ 出てこない」
「待ち人 来ず」
「転居 まだ早い」
とかどんな嫌がらせなのかと、小一時間
ランダムのメッセージプログラムをもうちょっと考えてほしいモノです。
というかおみくじ印刷する会社かおみくじ売る職場で働きたいでふ
さてさて話は飛びまくりですが、週1連載「毒舌マッチポンプちゃんのマネーのカラクリ物語」を更新しました。
今回のタイトルは「お局姫」
今回のテーマは「人は自分に都合の良い真実しか見ない」です
お局さんに良いようにやられてしまったヘッテルを元に色々考えてみました
大量破壊兵器があるって信じた
ギリシャの財政赤字は大丈夫って信じた
民主党なら日本を良くしてくれると信じた
で、後で騙された騙されたと言っちゃうとか
相当かっこうわるいですよね
まあ、国家も個人も騙そうと相手が本気で思ったら、結構防御は厳しいと思うのですが、参考文献の『戦争詐欺師』を読んで、ダメリカがどうやってあれほどの失態をしたのか学んでみてみてください
ではでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
参考にした一説
136ページ
十月十日、下院は、ブッシュ大統領が“必要かつ適切と見なした場合に”イラクに対して軍事力を行使することを承認する決議を可決し、翌日には上院でも同決議が可決されたのである。
しかし、このようにインテリジェンス・コミュニティがお墨付きを与えた「インテリジェンス」は、後に全て誤りだったことが判明する。このアメリカの諜報史上最大級の大惨事の裏には、単に分析官が政治的圧力の下に置かれていたという以上の事情が存在した。
拷問により特定の「証言」を引き出そうとした尋問官、捏造情報を売却して一援千金を目論んだ情報詐欺師、アメリカに恩を売って政治的立場の強化をはかろうとした外国情報機関、裕福な亡命生活を夢見て嘘に墟を重ねたイラク人亡命者、自分たちの存在意義と自己正当化に固執した情報分析官など、「インテリジェンス」の世界で蠢く人間たちの、実に生々しい、そして極めて「人間的な」営みがあった。