今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事で良かったですか?


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあってこれからもおこるお話


あるところに、フエーテルという野心と寛容さを兼ね揃えた若者がおりました


エーテルは起業して経営者として励み、彼の会社は業績も拡大して、近いうちに上場ができそうなくらいにまで大きくなりました


でもフエーテルはお金を追求しつつも、社会的貢献も忘れませんでした
孤児のための施設を作り、子供たちのために出来うる限りのことをすることを忘れませんでした。


でも好事魔多し
上場に向けて、さらなる売上げ拡大始めたまさにその時に、世界大恐慌が起こりました


借り入れを大きくしたばかりのところで売上げが激減
身の丈に合っていない借金は一瞬にして会社を傾けさせました。


余裕のないフエーテルは仕事に全てのお金も時間も充てざるを得ず、せっかく作った施設も閉鎖せざるを得ません。


エーテルの耳には、「せっかく仲良くなったみんなと離れたくないよ〜」という子供たちの泣き声がいつまでも耳に残りましたとさ


めでたくなしめでたくなし。 


こんにちは、自宅のADSLが上手くつながらなくてネットの時間がヘッテル マネー・ヘッタ・チャンです。
代わりに増えたのが読書の時間! ・・・と言えれば格好良いのですがフエーテルしたのは引っ越しのどさくさでたまりに溜まった録画番組鑑賞時間。最近すっかりテレビっ子です


さて、本日のモノガタリは「今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事で良かったですか?」を参考に物語ってみました


著者の中村将人氏は今までの人生で5回も死にかかったという生きることの猛者
しかも、それだけでは足りずに会社を傾けて4億の借金まで負うのだから、尋常じゃありません


それでも中村氏はとても人生を前向きに生きています。
それは氏が、「今日が「最後の1日」だとしたら?」と常に考えて、やるべき事をやりきって日々生きているから


よくある自己啓発本は人はいつ死ぬかわからない。だから、お金のことは後で考えて、好きなことをしよう!みたいな話になりますが、すぐに死んじゃうなんてのは実際はほとんどなく、志とお金両方が大事というのが実際でしょう。そんなことに改めて気付かされたのが後段の抜粋部分


それ以外の個人的なツボは
「やり残したことや普段からいろいろなことを怠った、やるべきことに取り組めなかったことが多い人ほど、死ぬ間際になって時間をほしがる」という部分


わかっているようでわかっていない自分の人生
氏の考え、決断力・行動力から、自分を振り返させられました


ちなみにこの「今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事で良かったですか?」発売1ヶ月で第4刷と出だし好調なようです
いや、アチキもあやかりたいものです。もうマッチポンプ売りの少女発売から半年以上経つけどね!(爆)



参考にした一説
196頁 バザーやゲームコーナーで得た収益金についても、過去最高の販売額を施設にお渡しすることができたのです。このときの子どもたちのたくさんの笑顔と、後日、松菜園の園長先生からいただいた心のこもった御礼のお手紙は、今でも私と参加してくれた当時のスタッフの心の中に大切に残っていることと思います。


 そして、このことがきっかけとなって、NPO法人日本教育福祉振興支援協会JEWPA(ジェウパ)」という福祉団体が誕生し、両親がいない一番不利な日本の子どもたちに対して本格的な支援活動を展開していく…はずだったのです。しかし、立ち上げ直後くらいから弊社の業績は急激に傾き、この支援団体の活動についても現在は休止に追い込まれているのです。


 この団体が活動休止に追い込まれたとき、私はつくづくこう思ったものです。
 「溺れている人は、となりで溺れている人を助けられない」
 どんなにキレイごとを言ったって、どんなに熱く理想を語ったって、今のように借金4億円を抱えて自分自身が溺れているような状態では、となりで溺れている人を助けることはできないのです。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)