徹底検証トヨタの世界


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあってこれからもおこるお話


あるところに、TOYOTTOという会社がありました
日本でいちばん稼ぐ会社でその利益は一兆円というスゴイ会社でした


日本の担い手であり、世界と対等にやっていける法人は日本広しといえども、TOYOTTOしかない、そう言われているうちに、TOYOTTOは調子に乗り始めました


労働組合と結託して、労働者を虐げたり
リコール隠しをして、マスコミに知らんぷりさせたり
ボンボン社長に後を継がせたり
まあとりかくいろいろとやりました


それでも、あのTOYOTTOなら仕方ない、そう思われていました


ところが日本ではちやほやされるTOYOTTOも、世界では大きな会社のひとつでしかありません
ダメリカという国のGNという会社を再上場させるためのネガティブキャンペーンで無実の罪を被されて、けちょんけちょんにされてしまいましたとさ


今までの罪が返ってきたのかもしれないと一部の人は思ったそうな
めでたくなしめでたくなし



こんばんは、最近レトロゲームにはまって、反射神経がヘッテルを実感中  マネー・ヘッタ・チャンです。
グラディウスはともかく、R-typeはクリア出来る気がしません


さて、本日のモノガタリは硬派な一冊徹底検証トヨタを基に物語ってみました


この本は、会社学研究家の著者がトヨタの光と闇を中立的に表した本です


今でこそ、トヨタといえば日本を引っ張る一大企業の筆頭ですが、その生い立ちは国に保護されたモノであること
今回の電子制御装置は無罪のようですが、以前に何度もリコールを出しているのにマスコミが黙殺していたこと
トヨタカイゼンの陰で何人もの社員が過労死や自殺をしていることなど


トヨタの御用聞きに堕してしまっているマスコミには到底かけない内容が書かれており、良書でした


大企業しか目に入っていない就活生は早いうちに読んでおくと変な幻想を抱かなくて良いかと
また、中小企業で働く方々にも、大企業も実は質の悪い部分がわんさかあると知るのにオススメです


参考にした一節

政府は、外国車の輸入を抑え、国産車を奨励するために政府が許可した会社にだけ自動車の製造を認めるという自動車製造事業法を作り、一九三六年、これを公布したが、この許可会社になったのが豊田自動織機製作所日産自動車の二社であった。


 このあと豊田自動織機製作所は自動車部門を分離独立させることになり、一九三七年、トヨタ自動車工業株式会社が資本金一二〇〇万円でスタートし、社長に豊田利三郎、副社長に豊田喜一郎が就任した。


 トヨタ自動車はこうして「国防のため」に作られた自動車製造事業法によって保護されてスタートしたのであり、GMやフオードのように自力でスタ〜トした会社ではない、ということを忘れてはならない。豊田喜一郎を始めとする経営者や従業員の努力もあったが、それだけでできた会社ではない。トヨタの成功物語を語る多くの人はこのことを忘れているのではないか……。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)