地震と千羽鶴 傍迷惑しないために → 悪女の仕事術


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあってこれからもおこるお話。


あるところにヘッテルという女の子がおりました。
ヘッテルはとても善良な女の子でしたが、考えが安直なところがたまに傷、いや大きく傷な子でした


ある日、遠い外国で大地震が起こりました。


テレビや新聞では、連日遠い外国の悲惨な様子が映し出されます


心を痛めたヘッテルは何かできないかと考えていましたが、ある日ふと


「そうだ、みんな千羽鶴を折って送ろう。 お家を失った人たちに1人じゃないことを伝えられたら、心が荒んだ現地の人たちの心を癒すことができるわ」


と思い立ちました
これは名案! そう思ったヘッテルはソーシャルネットワーキングサービスのジブン・サガシー(通称JIXI)で賛同者を集いました


すると、何人もの人たちがヘッテルの想いに賛同してくれました


その美しい想いに刺激を受けて、みんなが千羽鶴を折りました
その数は千羽を超えていきます
ヘッテルはその様子を見て、自分も世界の役に立っているととても嬉しくなりました。


さて、たくさんの鶴が集まったので、遠い外国にいざ送ろうと外国の人たちにどこに送ればいいですかというメールを送りました。すると早速返信が来ました。


返信はヘッテルの気持ちに対するお礼の言葉で始まるだろうと期待したヘッテルは急いで、そのメールを開きました


するとそのメールにはこんなことが書いてありました

「ヘッテル様


我が国は、地震前から政情が危険な国で、いまだ情勢が落ち着く可能性はありません。


千羽鶴を届けたところで、たき火に使うくらいで鼻紙にもならないと思います
千羽鶴を送るなら、医薬品や飲食物を送ってください。


送る側の自己満足は迷惑です
先進国の物差しで発展途上国を測るのはやめてください。
こっちは忙しいのでこういうメールはしないでください」


ヘッテルは送られてきた千羽鶴を前に途方に暮れました
ヘッテルの美しいような想いは、実は全く望まれていませんでしたとさ


めでたくなし、めでたくなし



こんにちは、執筆もしたい、運用もしたいで、身体がもう一個フエーテルしたらいいなと思うマネー・ヘッタ・チャンです
どちらもしなくちゃいけないのが、ヘッタ・チャンの辛いとこですね。覚悟はできてますが


さて、本日のイタイ話の参考にしたのは「悪女の仕事術」です
お話そのものは2チャンネルが元になってます


この本の著者はよく考えて行動しなかったため、仕事やプライベートで失敗を重ねてきたとある女性。親が喜ぶようなカタイ仕事についたものの能力を発揮できずに退職。その後、転職を繰り返したり、事業で借金を作ったり、銀座のクラブでホステスとして働いたり…。離婚も三度(!)経験しているシングルマザー(著書より)だったりしますが


そんな彼女が、自分を見直し、行動を変えた結果、銀座のクラブでナンバーワンホステスになり、今では、企業からの引く手数多の魅力的な女性経営者になります。


本書はヘッテルのような望まれない努力ではなく、求められる努力とはなにか、どうすればよいのかを教えてくれる素晴らしい一冊です


あなたが努力しても、報われない、失敗を重ねることが多いというのであれば悪女の仕事術は必読の一冊と言えるでしょう、ぜひ読んでみてください


参考にした一節
P6 ワタシは女性にこそ「考えて行動する」というひと手間を惜しまないでほしいと願っています。


考えずに行動してしまうがゆえに自分の実力を出し切れない女性があまりにも多すぎます。作戦なしに行動した結果をもって、自分のポテンシャルはこのくらいだと決めている女性も多すぎるように思います。


男は度胸、女は愛嬌」という言葉がありますが、あれは「男性はそもそも愛嬌が備わっているので度胸を持ちなさい」「女性はそもそも行動力が備わっているので愛嬌を持ちなさい」という戒めでもあるそうです。


確かに女性は、こうだと思ったら突っ走ってしまうところがあります。
かくいうワタシも、よく考えて行動しなかったため、仕事やプライベートで失敗を重ねてきました。
親が喜ぶようなカタイ仕事についたものの能力を発揮できずに退職。その後、転職を繰り返したり、事業で借金を作ったり、銀座のクラブでホステスとして働いたり……。離婚も三度(!)経験しているシングルマザーです。



今、振り返れば失敗の原因は、よく考えず、目先の努力に逃げていたこと。


それまでとは畑違いの仕事に転職してみたり、タイプが違う人を選んで再婚しても、しっかり作戦を立てていなかったため、空回りしたのは当たり前です。


二度目の離婚後に子連れで住所不定無職になってしまったのも、ハローワークでて一回も面接に落ち続けたのも、努力の方向が間違っていたからです。


P34 忙しいビジネスパーソンも同じ。コツコツと真面目に努力するのが評価されるのは学生までの話。ビジネスでは真面目に仕事をする人ではなく、知識や人脈、スキルを生かして結果を出した人こそ評価されます。


もちろん努力は美徳です。でも間違った方向への努力はいただけません。決して成果につながらないどころか、努力に逃げるぶん「自分はこんなに頑張っているのに」という気持ちになり、逆に成功への足かせになるケースが多いのです。


心情的に納得できないかもしれませんが、頑張る人よりも結果を出す人が優遇される。努力の方向を間違っている人は報われない。それが現実社会のルールなのです。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)