マッチポンプ売りの少女


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


あるところに就職先に困っている男がいました


男は町で売っているマッチポンプ売りの少女からマッチポンプを買いました
マッチポンプを擦ると居酒屋で隣になった男が人材こんさるたんとに会うことが出来ました
それ幸いと相談しめでたく就職先を見つけました


またあるところに、朝起きるとやる気が出ない女がいました


女は町で売っているマッチポンプ売りの少女からマッチポンプを買いました
マッチポンプを擦るとそーしゃるねっとわーくサービスというところで相談相手を見つることができました
その人はとても優しく女の話を聞いてくれたのでそのうち好きになって結婚しました


またまたあるところに小金を持った夫婦がいました。
夫婦は町で売っているマッチポンプ売りの少女からマッチポンプを買いました
マッチポンプを擦ると、老後のお金には少し足いなら、つきあいのある銀行に相談しましょうという考えが浮かびました
銀行は相続税対策や節税対策まで取り入れたすばらしい運用策を考えてくれたので、そのアイデアを実行することにしました


みんなマッチポンプ売りのおかげで幸せになりました、いい話です


さて、それから何年か立ちました
みんなどうなったでしょうか?


はじめの男の就職先はブラック企業で、人材こんさるたんとが紹介料目当てで紹介しただけ
女の結婚相手は結婚詐欺師でしばらくすると失踪してしまいました、そーしゃるねっとわーくサービスは課金できればなんでもいいのです


そしてお金を借りた夫婦は、実際はめちゃくちゃなアドバイスだったので、家も貯金も家族の絆も失ってしまい、銀行だけが金利で荒稼ぎしましたとさ


正しい相談相手を見つけることはかくもむずかしく
世の中の善意のいくつか、善意の皮を被ったマッチポンプなのでした


めでたくなしめでたくなし




こんにちは、会社の方針が理解できず荒れ気味なマネー・ヘッタ・チャンです


会社の居心地は上司で決まるといいますが、社長だけダメなときはどうすりゃいいんすかね?
(直属の上司はみんないい人なんだけど、社長が理解なさ過ぎる)


さて、本日のモノガタリは、「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」から、自分のアイデアを誰にどう相談するかというお話について書いてみました


世の中、色々と相談したいことがわんさかあります。
仕事のこと、お金のこと、心のこと


そういったときに、頼りになる友人やキャリアカウンセラーやファイナンシャルプランナー、それぞれの専門家、不動産鑑定士や弁護士、コンサルタントetc…


まぁ、いっぱいいるわけですがヘッタ・チャンがみるに間違った人に相談している人が大勢います


例えば、学生さんが就職の相談を、転職を繰り返し履歴書が汚れきった声がでかいおっさんに相談していました。
それはもうキラキラした目で話を聞いてましたが、いかがなものかと


また一方ではお金の運用相談を銀行や証券会社にする人がいます
「♪そうだ○○に聞いてみよう〜」ってアホかと
変額年金保険や押し貸し貸し剥がしでどんだけの人が人生踏み外したのかと


他にもお金のないFPに相談するとか、心がやんでるカウンセラーのカウンセリングとか枚挙にいとまがないわけですが


とにかく間違った相談をしないために下記の勝間さんの一説を参考にしましょう


紹介したい言葉
148頁 他の人とのかかわりの中でアイデアを醸成する
たれと話すか?
 では、他の人とただいたずらに話せばいいかというとそうでもなく、次の二点について注意する必要があります。
コツ1 アイデアを試す相手やブレストをする相手を厳選すること
コツ2 相手が「素人マーケター」モードになっていないか、注意すること


一つめのコツは、情報交換をする「相手を選べ」ということです。


いい相手と話をしない限り、時間がムダになるばかりか、せっかく熟成していきたいアイデアを意味もなく批判されたりして、やる気がなくなります。ラテラル・シンキングを行う相手としては、次のいずれかの要件を満たしている必要があります。


要件1 需要者の視点 考えているサービス、プロダクト、手続きなどの利用者または利用者候補であること
要件2 供給者の視点 考えているサービス、プロダクト、手続きなどについて、何らかの形で関与する専門知識を持っていること
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)