大学は専門教育より、まずは教養教育を! → 街場の教育論
こんばんは、マネー・ヘッタ・チャンです
今年もついに8月になり、今年も残り5か月。
このペースでいくと気づいたらあっという間に師走になるだろうなと思う今日この頃です。
さて、本日は街場の教育論より、専門教育についての一説を紹介したいと思います
ヘッタ・チャンは大学で法学部を学びましたが、授業で一番面白かったのは経営学部のリスクマネジメントの授業でした。
法律の知識は、めったに使う事はありあませんが、当時の授業で学んだリスクマネジメントの極意
「最悪の事態を考えた上で、楽観的に行動する」
という考えは人生全般に役立っています。
当時を思い出して、専門分野の勉強ばかりさせる風潮が強い昨今ですが、まず必要なのは、教養教育なのではないかと思わせられました。
専門分野以外にも目を向けられる余裕のある人材が育ってほしいものです
紹介したい言葉
98 教養教育というのは「自分が何をやっているのかわからない」という覚知に基づいて知性を使うやり方のことです。
いささかわかりにくい表現を使えば
「自分がどうふるまったらよいのかわからないときに、なお適切にふるまうやり方」
を身につける訓練のことです。
専門教育では決してそんなことはしません。
それは専門教育が「自分が何をやっているのかを、みんなわかっている」ということを前提にして存立しているからです。
専門領域でそこのフルメンバーとして迎えてほしかったら、
「私がこれから学ぶ専門領域は何のために存在するんですか?」とか、
「何の役に立つんですか?」とか、
「どういう他の専門領域とのコラボレーションをめざしているんですか?」
というような専門領域を「巨視的に」とらえるような質問はしてはならない。
これは前に言いましたけれど、ほんとにそうなんですよ。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)
マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ
昔々とある国の教育スタイルが某国の職人制度をベースに大きく改編されました
その結果は国の人たちは、それぞれ手に職を持つ専門職となりました
はじめは上手くいっていたのですが、そのうち、複数の職人を束ねてチームで個人より大きな結果を出せるリーダーがいなくなってしまい、意固地な職人ばかりがのさばって、その国は衰退してしまいましたとさ
めでたくなしめでたくなし
教訓 職人魂も職人芸も最低限の教養を身につけているからこそ尊い