イベントトレーディング入門−感染症・大災害・テロ・政変を乗りこえる売買戦略

こんにちは、ヘッタチャンです

ここ最近、読書はキンドルでするようになりました。結果、読んでいた本の内容をメモしたり、保存するのがとても効率的になったので、備忘録をネットに残しておこうと思います。

今回読んだ本はイベントトレーディング入門−感染症・大災害・テロ・政変を乗りこえる売買戦略

本書におけるイベントトレードは、225入れ替えなどの指数系のイベント投資ではなく、ある出来事をイベントといい、その場合にどのように全体として相場が動いたか、また個別株が動いたかを、まとめた一冊です。

東日本大震災時に、私は阪神大震災の相場の動きを覚えていたことで、大損を回避しました。
(といっても原発は当然想定外でそこでがっつりやられたことも付記しておきます)

愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶという言葉通り、本書におけるイベント時の値動きと、その場合どうなるかの私の考えを徒然に書いていけたらと思っています。

以下引用
イベントトレーディング入門

(インフルエンザ流行時に)交通機関、ホテル、小売り、旅行業者、娯楽施設はどこも客離れに苦しんだ。例によって医療機関と健康産業は大盛況だった。医療機関はインフルエンザによる欠勤者や死亡者が相次ぎ、深刻な人手不足に陥った。しかも急増する患者に対応するために施設を拡張しなければならず、看護師や清掃員や栄養士の不足はさらに深刻化した。「手とヤル気があれば、だれでも歓迎」と求人広告を出した病院まであった

中略

 遺体を扱う業者が需要を伸ばす一方で、健康と公衆衛生の分野も急成長した。防護マスクのメーカーや「くしゃみは危険」と書かれた掲示物の製造元などは売り上げが倍増した。葬式や埋葬を請け負う業者も軒並み増収になったが、医療機関と同じで需要をさばき切れず、増える一方の遺体を前に墓掘りや棺職人は悲鳴を上げた。葬儀社のなかには、2000年問題のときのIT技師よろしく、通常の6倍の料金を取るところもあったという。各自治体は遺体安置所を増やすとともに職員の確保に奔走しなければならなかった。この時代、人の死が商機につながったことは議論の余地もない抜粋ここまで

インフルエンザなど、パンデミックが起きた場合の株価の値動きの可能性

弱い値動き?
交通系銘柄
ホテル・旅行銘柄
アミューズメント施設

強い値動き?
防護マスクなどの銘柄
葬儀関連銘柄
医療関連銘柄

ここまで書いて、気づきましたが、テロや震災時に同じようになる業種群もありますね

この「イベントトレーディング入門 」、イベント系好きならかなりおすすめです