現役株式ディーラーのぶっちゃけ話

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

現役ディーラーが書いているということで業界で話題の上がっている「株式ディーラーのぶっちゃけ話」を読みました。

良く業界事情が表も裏も書かれていて、とても楽しんで読めました。
今まで、ディーラーってどんなお仕事なんですか?って聞かれて説明に困っていたのですが、この本を読んでもらえば一発で解決です。

以下は、そうなんだよなぁと思った部分、感心した部分の備忘録です。

P.26 月間1億円の利益を得るために、30億円という運用資金を数十パーセントを使ってトレードに励む。訓練すれば可能なようで、僕を含めた過去のディーラーには不可能であった。
→ この後にあるなぜできないかに激しく同意しました。玉が大きくなる精神的重圧と、大きい故の投げ場の無さ。これ本当怖いのです。

P.35 11時08分、第一値幅8620円に達成したためサーキットブレーカー発動。11時25分、第二値幅8200円に達成したためサーキットブレーカー発動。それでも売りは止まらずに、7800円まで下落した。
→ 5年前の3月15日、原発が水素爆発したときの値動きは今も鮮明に覚えています。私も同様に飛びかけました。。。

P.107 毎朝のレーティング情報を、楽天証券個人投資家に配信するのは、9時10分頃だと思う。しかしディーラーの手元には8時40分頃には届いているはずだ。
→ 昔は本当に個人投資家とディーラーの情報格差がありました。他にもいくつも当時使えた技が載っています。今はほとんど使えなくなり、むしろ個人の方が早いことも…。

先日紹介したジャックさんの著書「普通のサラリーマンがスキマ時間を利用して株で1日1万円儲けた スマホ投資術」と合わせて読むと、良いと思いました。
ディーラーになりたい方、私の仕事がどんな感じか知りたい方必読です。

嗚呼当時の簡単に儲かった時代に戻りたいなぁ。(ノスタルジーに浸りながら・・・)