新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価されるトヨタのPDCA


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあってこれからもおこるお話


あるところにヘッテルという、いつも心配ばかりしているOLがおりました。
いつもどんな事も頑張っているのですが、全く結果が出ません。


高校時代は、毎日遅くまで何時間も勉強していたのに、成績が上がらずに希望校に行けず
大学では、毎日一番まで授業を聞いているのに、成績はぎりぎりの可ばかり。
好きな人が出来て、一生懸命にアプローチしても思いは実ることはありませんでした。


ぎりぎりの成績で大学を卒業するヘッテルでしたが、今まで頑張ってきた話が伝わったのかわりあい良い企業に内定が決まりました。


そして、会社で働き始めたヘッテルでしたが…


何を教えても何を任せても、一生懸命やっているのはわかるのですが、成果が全くともなわなくて、ついには派遣と同じ仕事しか任せられなくなってしまい、いたたまれなくなったヘッテルは会社をやめることになってしまいましたとさ


めでたくなしめでたくなし



こんにちは、一ヶ月ぶりのちゃんとした休みに、元気がフエーテル マネー・ヘッタ・チャンです。出版と運用の二足わらじは、まったく違う能力を求められるので鍛えられていいというのもあるのですが、今回は若干過負荷でした。


さて、今回のモノガタリは、どうやってヘッタ・チャンが二足のわらじをなんとかやってこれたかの考えががっつり載っている新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価されるトヨタのPDCAを参考に物語ってみました。


トヨタのPDCAという言葉を知っていても、実際に自分の行動として落とし込めている人はなかなかいないものです。


著者の原マサヒコさんは仕事にもプライベートにも出版にも、このPDCAを呼吸するように自然に取り入れているすごい人です。
私もこの本に書いてあるようなPDCAで運用成績を上げてきたのでとても納得でした


トヨタという日本でもトップ級の会社で学んだことを、OLの成長モノガタリとして、誰にでもわかりやすく、かつ読んでいて感情移入して面白く本にするのはスゴイの一言です。


今売れすぎていて、Amazonでも売切れ、発売三日で重版が決まったというのも納得の出来でした。
私もあやかりたいあやかりたいあやかりたい!


今回のモノガタリのヘッテルのように一生懸命に頑張っても成果を出せなくて意味がないのが社会人。頑張っても成果が伴わない二〇代の社会人も、部下が頑張っているのがわかっているのに結果が伴わず苦しい上司も、ぜひ読んでほしい一冊です。
ちなみにこの本の編集者は私の「マッチポンプ売りの少女」と同じ編集者さんなのですが、相変わらず冒険しててさすがだなぁと思いました^^



P.218 仕事とは付加価値を高める作業
 トヨタにいる社員ほど「働く」ということを意識する人たちはいないのではないで 事実、トヨタで仕事をしていると、私を含めて多くの社員が「働いたつもり」という勘違いに気付かされました。
今まで私が上司に指摘された言葉をピックアップしてみましょう。「手直しや調整というのは、仕事ではない」
「資料を探したり選んだりする時間は、仕事ではない」
「結果のついてこない『一生懸命』など、仕事ではない」「私用電話や雑談も、仕事の活力になることはない」
 いかがですか?
 厳しい指摘だと思われるかもしれませんが、現場ではこういったことを日常的に言われ続けてきました。
 トヨタで言うところの「仕事」とは、付加価値を生み、付加価値を実現する作業ととらえられています。
 付加価値を創出しない作業はムダでしかなく、ムダを省いて付加価値を生む時間を増やすことが仕事を進めるうえで必須でした。
 流した汗の量や長時間の労働は、それだけでは評価の対象になりません。
 大切なのは労働時間ではなく、結果なのです。
 そういった意識を常に持ちながらPDCAを回そうとしなければ、うまく回るはずもありません。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)