ぶっちぎり理論38の理想と現実


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあってこれからもおこるお話


あるところに、野心的だけど空回りする営業マンがいました。


彼は熱意と情熱があれば何とかなると思うタイプで、いつも体育会的な営業攻勢で飛び込み営業をしていましたが成果はさっぱりで会社ににらまれていました。


ある日のこと、そんな営業スタイルがぴったり合う会社がありました
社長は営業マンのことをたいそう気に入り、大きな宣伝の仕事を任せてもらえることになりました


喜んだ営業マンでしたが、その仕事には一つだけ条件がありました、それは支払を3ヵ月後にすることでした、
滅多にない大きな仕事だったので、男は深く考えずオッケーを出してしまいました


それが間違いでした、その会社は3ヵ月後には潰れてしまったのです
営業マンにお願いした仕事は一か八かの最後の宣伝だったのです。


結局社長の夜逃げしてしまい、広告費は回収できませんでした
男はますます会社に居づらくなってしまいましたとさ


めでたくなしめでたくなし



こんにちは、金曜日に運用の仕事で大失敗、会社も自分もお金がヘッテル マネー・ヘッタ・チャンです。 運用の仕事はいつまで経っても、コントロールが難しい魔物だなと改めて思わされてる昨今です


さて、本日のモノガタリぶっちぎり理論38―落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!―を参考にしました


この本はamazonのレビューが割れていて、大丈夫かな〜と思いながら読んだ本だったのですが、批判されているほど、よくある内容ではなく、ぶっちぎり理論38のうち、十数個は普段余り考えたことのない内容でした。
(まあ、私が営業職をしたことがないというのもあるかもしれませんが)


営業には、相手に対する情熱、悪く言えばごますりに近いモノが求められるとは、多くの人が思っていると思いますが、それと同時に自分と相手を冷静に見極める力も必要とされるという理想と現実の狭間について、良い塩梅で書かれているなと


タイトルにあるとおり、落ちこぼれだと感じている人には、基礎的なことがそもそも出来ていない可能性もあるので、こういった本を読んで学んでみる必要があると感じました。
そういう意味では、最近よく言われるアスペルガー症候群的な新入社員向けなのかも


自分は証券業界なので、今回のモノガタリの参考にした四季報帝国データバンクの企業情報での「下準備」に一番同意してしまいましたが(笑)



参考にした一説
192 新規獲得の正否は、「下準備」で8割決まる
?企業WEBサイトは「会社の歴史」だけを見ればOK……「歴史マニア理論」
 会社の歴史や沿革には、その会社の哲学が隠されています。その哲学から、「地道だけど堅実なアイデアが好きなのか」、それとも「華やかな目立つアイデアが好きなのか」など、会社独自のカラーを読み取り、訪問前に研究しましょう。


 長いおつき合いをするには、「この会社を応援したい」という熱意が必要です。研究の結果、自分との相性が合わなければ(応援したいと思えなければ)、訪問を見送ります(売上が見込めても「汚い商売に手を貸しては意味がない」と私は考えています)。


?『会社四季報』で「特色」と「株主比率」を確認する……「探偵物語理論」
会社四季報』の「特色欄」で直近の動きを確認し、「歴史と現実の両方を再確認」します。また、株主比率で出資者の顔ぶれを確認し、キーマンを調べます。社長のご子息が担当官口をしている場合もあるので、要注意(名字で判別可能)。若いからといってぞんざいな扱いをしないこと。将来を見越し、きちんと対応しましょう。


?帝国データバンクの企業情報でつき合う会社かを見極める……「通信簿理論」
 企業信用情報を確認し、実際に仕事が発生した場合に、「きちんとお金を支払ってもらえるか」の最新情報を確認します。


 帝国データバンクの企業情報は、専門の調査員が実際に企業を訪問して取材をしており、その会社の信用度を「評点(満点は100点)」で点数化しています。評点が「50点以下」の場合は、経営状態が万全とはいえないので、前金にするなど、「取り逃しをしない工夫」が必要となります。
 私の場合は、事後のやりとりが面倒になるので、50点以下は訪問しません。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)




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