繁盛店をつくる立地選びだっていいじゃないか にんげんだもの


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあってこれからもおこるお話


あるところにフエーテルというお金が大好きな若者がいました
エーテルはお金の他に格好を付けるのも大好きで、ぶっちゃけた話ナルシストでした


エーテルはお金を稼いで、なおかつ格好いい職業を考えました
そして、レストランのシェフ兼オーナーをやってみたくなりました


たまたま見ていた食事の会計を当てる番組に出ていたシェフが格好良かったからというのは秘密です。


さて、夢が決まったらやることは簡単です。夢に向かって前進あるのみ
エーテルは、料理学校に行きつつ、お金を貯めました


料理学校卒業後、修行するのもかったるいフエーテルは貯めたお金でレストランを開店させることにしました


コンセプトは隠れ家レストランです
住宅街から少し外れたところにある工場地帯に、まさかと思わせるような店を作りました
内装は凝りに凝っているけど、外は普通の工場、でも入れば夢の国です


このコンセプトはあたる! 儲かる!! そう思っていたフエーテルでしたが、現実は残酷です


隠れ家過ぎて誰にも気付かれなかったのです
マスメディアへの露出の仕方を学ばなかったフエーテルになすすべはありません

結局隠れ放しのまま、お店を閉めざるを得ませんでしたとさ
めでたくなしめでたくなし




こんにちは、ビジネス書読んでるくせに段取りできない 管理能力ヘッテル マネー・ヘッタ・チャンです


こんなヘッタ・チャンですが、おかげさまで先行発売のマッチポンプ売りの少女を好い感じで動いているそうです
これも昨日から買ってくださっている方々のおかげです、ありがとうございます。


さて、本日のモノガタリは、コンセプトと事前準備の大切さを教えてくれる一冊繁盛店をつくる立地選び 低リスクで開業する「場所」と「デザイン」の鉄則を参考にしました


この本のいう「場所」を「会社」に、「デザイン」を「自分の仕事」に置き換えるとあら不思議。 誰にでも役立つ本になちゃいます


どんな業界でも成功している人や会社の考え方は、日常に活かす余地があるモノです


イメージバランスを一致させるためには、どのようなステップでお店づくりを進めていくとスムーズかという視点、これは自分自身のイメージ使えます


他にも計画的に第一印象を演出するにはどうすればよいかなど、個人でも法人でも役立つ内容がたくさんです


自分とは関係ない分野でも面白い本にあえるというのはいいものです


参考にした一説
98頁 “隠れ家”は周到な準備がなければ成り立たない


 大手チェーン店は、さまざまな意味で参考になります。とくに「ここに店があります」と存在をアピールするのが巧みです。すべてをまねる必要はありませんが、もし「隠れ家っぽい店にしたい」という希望があるなら、しっかり認識してほしいことがあります。


 たしかに知る人ぞ知る隠れ家はオシャレな感じがします。しかし、隠れ家はその雰囲気づくりのためにも、認知されづらい状況をつくり出さなければなりません。集客は、かなりマイナスからの出発となります。


 そのため、隠れ家を経営しようと恩ったら、お店の売り物、商品、食べ物も、認知されづらい隠れ家でも通用する強烈なコンセプトが必要です。「隠れすぎてしまって、誰も見てくれない」となってしまったら、オシャレも何もないのです。


 私の知人で隠れ家風の小料理屋を経営して成功している人は、独立前から1万2000人もの見込み客リストを持っていました。勤めていた店で名利交換したり、知り合ったりした人が1万2000人にまでなって、独立したわけです。


 もちろん、1万2000人の中には、知人の料理のファンも大勢いました。つまり、「常連客になってくれるお客さまがどれだけいるか」が隠れ家の成功のカギなのです。
 もちろん味も抜群ですが、これぐらいのネットワークを持っていなければ、隠れ家の開店をオススメすることはむずかしいのが現実なのです。


 これから看板で集客して、チラシを配って認知を広げて…、という開店希望者が隠れ家をオープンするのは無謀と言ってもよいでしょう。隠れ家にふらっと入るお客さまはほとんどいないと考えられます。


 チェーン店はイメージバランス、コンセプトなど、きちんと考え抜いているからこそ、チェーン店として成功しています。ファサードのつくり方、看板の出し方、すべてその道のプロが頭をひねって計算しているものです。
 私たちは、その方策を研究し、大いに参考にするべきだと言えます。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)