本当に洒落にならない生産性アップとコスト削減


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしむかし、あるところにリクツスキーとジッセンスキーという二人の男がおりました


二人はライバルでいつも争っています、リクツスキーはまずは理屈から入るタイプ、ジッセンスキーはまずは行動から入るタイプでしたが大学も会社も同じところで切磋琢磨しておりました


ある時、二人に同じ指令が出ました
工場の生産性を上げつつ、コストを削減しろという指令が


そこで、リクツスキーは生産性アップとコスト削減に関する本を読んだり、大学教授に聞いたりしました


一方、ジッセンスキーは生産性アップとコスト削減が上手くいっている会社に行って、そのやり方と理由を聞いて、実践しました


その結果、頭でっかちなリクツスキーの工場はまだ会議ばかりしていたのに、ジッセンスキーの工場の方はさっさと導入したので、成績が普段は甲乙付けがたい二人の成績は、今回に限ってはジッセンスキーに分がありましたとさ


とっぴんぱらりんのぷう


こんにちは、会社の置き傘がフエーテル、家の傘がヘッテル マネー・ヘッタ・チャンです。


さて、本日のモノガタリは、以前に紹介した世界一わかりやすい在庫削減の授業の続編「世界一わかりやすいコスト削減の授業」からの一説を参考にしました


日本の生産性は低く、その分コストがかかるとちまたではよく言われますが、自分のやっていることを改善し、生産性を高め、コストを下げるヒントがこの本にはてんこもりでした


守破離と良く言われますが、まずは自分の中に、正しい物差しを作ってから考えることの大事さに気づかされました


参考にした一説
 自分の関わっている現場を改善して変えていこうとすると、ついつい言い訳をしてやらないことが多くなる。それは仕方のないことだ。人は、自分か毎日毎日やっていることを、当たり前と思い込みがちだからね。それをいくら正論でわからせようとしても、納得してくれないものなんだよ。


 ただ、自分たちが理想とするような現場を実際に見ることで、自分の頭に新しいモノサシができる。そのモノサシに当てはめて考えると、自分たちの現場にいかにムダが多いか、どこが悪いかがわかるんだ。


「霧の中で1歩ずつ山を登りつづけるうちにいつのまにか霧が晴れて山頂が見えるのと同じですね」
 そうだね。だから、工場の人たちとどこかへ見学に行ってくるといい。理由を説明すれば、何社か見せてくれるところはあるからね。もしだめだったら、わたしの知っているところを紹介してもいい。


 ほかにも、一流の職人の仕事を見るのもおすすめだよ。一流の職人の動きは、洗練されてムダがないからね。抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)