四股のススメ → 通帳は4つに分けなさい


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあってこれからもおこるお話。


あるところにフエーテルという男がいました。
エーテルは30歳をすぎて、大魔法使い(*)になった香ばしい男でした。
ダイの大冒険的な意味ではなく、こっちの意味です


ある日そんなフエーテルに転機が訪れます
なんとフエーテルに好意を持ってくれる女性が現れたのです。その名はヤンデレラといいます


今までの人生にそんなことが起こったことがなかったフエーテルヤンデレラにぞっこんラブです


ところが人生とは、皮肉なモノでそう言うときに限ってモテ期が来るのです。
初めて異性に付き合って余裕の出来たフエーテルは、ヤンデレラの他にツンデレラやヘッテル、アホスギンちゃんといった女性にもモテるようになってしまいました。


でも義理堅いフエーテルは初めて付き合ってくれたヤンデレラ一筋で、彼女だけを大事にし、彼女と結婚しました。


でもその結婚は長続きはしませんでした、なぜって実はヤンデレラは心が病んでたから…。
離婚したフエーテルは他の女性と結婚したいと思いましたが、砂漠に降る雨のようにホンの一瞬のモテ期はとっくに終わっていて、その後はずっと独身でしたとさ


めでたくなしめでたくなし


こんにちは、雨がフエーテルなのでスノボに行くのを止めたへたれなマネー・ヘッタ・チャンです


さて、本日のモノガタリ通帳は4つに分けなさい―資金繰り上手な社長が使っている究極のお金管理法を参考に書きました


この本は、数々の芸能人や経営者の税務を管理している亀田氏が書いた処女作です
著書では銀行口座を分散させる、いくつものメリットが著書に説明されていますがヘッタ・チャン的にヒットだったのは、銀行との関係は八方美人にすることを説いた章


はえてして、初めてのものを大切にする傾向にありますが、長い目で最適化を考えるとそうではない場合も多々あります。人間関係で八方美人はあまり許されませんが、常に比較しあう関係も馴れ合いに陥らないためには必要でしょう


銀行との付き合い方から、長じて人間関係も考えられる良い本でした。
資金繰りが上手くいっていない社長さん以外に、お金がなかなか貯まらない人、ろくでもない異性につい尽くしてしまう人などにもお薦めの一冊です。
思い当たることのある人はぜひ通帳は4つに分けなさいを読んでみてください


参考にした一節
168 たとえば、複数の銀行に融資相談をする場合に、1行が提示した利率が年2%であれば、他行がそれ以上の利率を設定することは躊躇するはずです。つまり、1行よりも複数行と行なう融資交渉のほうが会社側に有利に働くのです。


 また銀行は、他行の動向を見ながら自身の銀行の身の振り方を変化させる場合があります。たとえばメインバンクが融資回収に動いていれば、他行もそれにならいますし、逆に融資に積極的であれば他行もそれにならおうとするのです。


 つまり、他行の動向を観察することによって、各々の銀行にとってのチャンスやリスクを計算しているのです。銀行の護送船団方式は崩壊しているものの、銀行間の牽制作用は健在なのです。さらに、複数の銀行とつき合うことによって、銀行ごとの考え方も比較検討できます。


 ハ方美人は、一般の人間関係においては距離を置かれますが、会社と銀行とのつき合いにおいては身を助ける処世術になります。これも本命のメインバンク選びのために、必要な過程と心得て、誠意を持って銀行と交流しましょう。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)