アイフルを馬鹿にして人生を棒に振った人のお話


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


昔々あるところにアイフルという高利貸しがいました


アイフルは、高い金利でお金を貸していたので人々はいつも文句を言っていました
ある時、耐えられなくなった人たちは御上にアイフルを取り締まってくるように頼みました


すると義侠心に燃えた御上は一定の金利以上ではお金を貸してはいけない法律と一緒に、今まで人々から搾り取ったお金もちゃんと返す法律を作り、アイフルにその旨を命じました


その結果何十年前のお金まで返すことに羽目になったアイフルは金庫のお金がすっかり空になってしまい破産してしまいました


それを見た他のあまり高利ではなかった金貸しも、いつ自分に火の粉が飛んでくるかわからないと一斉に廃業


結果適正な金利でお金を借りることが誰も出来なくなり、人々はお金を借りるなら闇金融しかなくなってしまいましたとさ


めでたくなしめでたくなし



こんにちは、3日会社に行っても給料的には、ほぼ0円、昼食含めたら確実にマイナス! 歩合制は恐ろしいなぁと実感しているTitzです


こんな就業スタイルは規制されてしまえばいいのにと思っているマネー・ヘッタ・チャンが本日参考にしたのは、前回に続きクルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学からまさに規制についてのお話


人々は何か不都合があると、御上に規制を求めますがそれで世の中がよくなったという話はあまり聞きません。
まじめな人は雑務が増えて、悪いことを考えている人は法の抜け穴を見つけて、しっかり利益を取っていく、結果そうなっていると感じるのはヘッタ・チャンだけでしょうか?


聞くところによると金融庁の規制方針のおかげで、規制されていないものは逆に売り放題になり、金融機関はろくでもない商品をわんさか売りつけているようです


規制を作る人が何を考えていないかよくわかる文章を以下に紹介したいと思います


紹介したい言葉
248頁 規制によって契約枠を設けたことで、契約粋に価値が生まれるわけですが、規制などの制度設計を考えるときには、「価値が生まれた契約粋を誰かに転売する人は、必ず存在する」と想定して、規制の影響を予想すべきです。


携帯電話の契約には、料金引き落としの手続きも必要ですが、携帯電話販売の実態を考えると、それが転売を抑制するとは思えません。むしろ、多重債務者などが、喜んで携帯電話の契約粋を売って、少しでもおカネに換えようとするでしょう。


携帯電話の契約粋が厳しく設定されるほど、契約粋の価値は高まります。たとえば、1社につき5回線でなく、すべての携帯電話会社での契約を合計して5回線という粋にすれば、1回線ぶんの契約粋がより高く売れるだけです。振り込め詐欺などの儲けを考えれば、それでも携帯電話を大量に仕入れる犯罪者たちはいるはずで、彼らが「道具屋」と呼ぶ違法ビジネスがもっと儲かるようになります。


規制によって契約粋が設定されて、携帯電話の転売がより高い利益を生かようになれば、組織化がさらに進んで転売ビジネスが整備され、振り込め詐欺などの犯行グループにとってはむしろ便利になるうえに、犯罪組織に新しい資金源を与える結果になるのではないか、筆者はそう危惧します。
抜粋ここまで