教育論はなぜ過激になるのか → 街場の教育論

こんばんは、マネー・ヘッタ・チャンです


ここ三ヶ月ほど、とある副業で忙しかったのですが、ようやく一段落したので、またせっせと読書ブログを書いていこうと思います


休んでいる間も本は沢山読んでいたのですが、その中で一番面白かったのが街場の教育論


この本を取ったきっかけは、出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンさんの某編集様が勧めてくれたからなのですが、これがむちゃくちゃ面白い


著者の内田樹氏は下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉で有名な方ですが、非常に説得力があって、読みやすい文体で、教育と若者について語っている。


新聞やテレビの一方的で、二元論に偏りがちな教育論を多元的な視点で理解できる素晴らしい本でした。しばらくこの本を紹介していきたいと思います


紹介したい言葉
10頁 私たちはこれから教育を論じるわけですけれど、その論の当否は少なくとも相当期間が経たないと検証できません。


だから、私たちはこと教育に関しては、自説の誤りの責任を取るリスクを取らずに、言いたい放題に言うことができる。


このことを、教育を論じるに当たっての「自戒」の言葉として最初に掲げておきたいと思レます。


自説の当否を検証されるリスク抜きで発言することが許される場合に、節度を保つことはたいへん困難です。

「教育を語るとき私たちはつい過剰に断定的になる」。

これが「教育は惰性の強い制度である」ということの第二の含意です。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ

昔々、とある偉い教育者が言いました


詰め込み教育はけしからん。想像力豊かな子供達の方がずっといい
だから、詰め込み教育はやめよう、円周率は約3でいいだろう


そうやって教育するようになってから十数年経ちました
円周率3で育った子供達は基礎の数学が出来ないので、
その国の経済は大きく傾いたと言うことです


教訓 過激な意見を通すとずっと先に手痛いしっぺ返しが来る