現代ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルールの最前線
マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ
むかしあってこれからもおこるお話
あるところにフエーテルという小説家がいました
いつか、自分の本が「KANEROU」くらい売れるのを夢見ていましたが、現実はさっぱりうれない、一小説家でしかありませんでした
皮肉なことに、読んでくれた人は面白かったと言われるので、フエーテルはなぜ自分が売れないのかさっぱりわかりません
何冊か本を書く中で、色々と意見を聞いたり、方向性を変えてみましたがやっぱりダメです
結局、失意の内にフエーテルは世を去りました。
フエーテルが亡くなってから数年後、とある編集者が、フエーテルの本のおもしろさに気付き、装丁と文体を代えて、遺族の許可を取って、再出版したところ、なんとベストセラーになりました
足りなかったのは、フエーテルの小説に合う表紙と文体だったのです。
めでたくなしめでたくなし。 タイミングが合わないって怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ。。。
こんにちは、編集さんへの感謝の気持ちがフエーテル マネー・ヘッタ・チャンです
本日のモノガタリは、ヘッテルとフエーテル「マッチポンプ売りの少女」がどんだけ、しっかり作ってもらっていたかを再確認できた一冊ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルールを参考に物語ってみました
新作「マッチポンプ売りの少女」の一話「コブラの魔法使い」の例を挙げるまでもなく、なんでこの内容で○○万部なんだろう?と思う本や映画、CDなどがみなさんも思い浮かぶと思います
ほら、恋空とか恋い空とか恋空とか
それは、内容よりもタイトルや装丁や読みやすさ、口コミだけで売れてしまうことが往々にしてあるからです
なので、中身の良さを理解してもらうためには、まず装丁や売り方、タイトルといったものを優先しなくてはいけないという皮肉な状況になっている部分が、残念ながら今の日本にはあります。
振り返ってみるとヘッテルとフエーテルでは、イラストにあの金持ち父さん貧乏父さんの長崎訓子さんに描いて頂き、中に使う文字も、童話などで使うフォントを編集さんがわざわざ指定してくれた一冊でしたし、今回の「マッチポンプ売りの少女」では、前代未聞の主題歌付CMはつくるわ、装丁でマッチポンプをするわ(笑)といたれりつくせりの扱いです
モノガタリを書くだけなら、ある程度の訓練を積めば出来ますが、それ以外の部分をプロフェッショナルである書店さん、編集さん、営業さん、イラストレーターさん、取次さんたちに支えてもらわないと本は出せないし、もとい注目されないんだと強く思い知らされました。
現在アマゾンでは売り切れのようですが、プロフェッショナルが考える表現の仕方はとても参考になりました。(近々増刷されるそうです)
もし書店で売っていたら迷わず手に取られることをオススメします
・行間は、フォントサイズよりも約2ポイント大きいものを使うと読みやすくな ります。たとえば、10ポイントの文字のときは、12ポイントの行間が適正です。
・文字を小さくしすぎたり、圧縮しすぎないようにしましょう。
・セリフ体やサンセリフ体など、フォントはシンプルなものを使いましょう。
・太字やイタリックは強調したいときにだけ使い、これら2つを同時に使うことは避けま
しょう。
・英語はすべて大文字にすると読みにくくなるので避けましょう。
・白抜きや色つきの文字は、できるだけ使わないようにしましょう。
・ハイフンを使うのはやめましょう。
・装飾的すぎるフォントは使わないようにしましょう。
・文字に角度をつけないようにしましょう。
・字間(文字と文字の間)を空けすぎないようにしましょう。
読みやすさのチェック方法
図表を作成し終わったら、コピー機で縮小コピーをしてみましょう。適正な書式を選択していれば、縮小コピーをしても読めるはずです。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)
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