うらゆき姫−モテ本案内51から考える裏目婚活話


マネー・ヘッタ・チャンのモノガタリ


むかしあって、これからもおこるお話


あるところに自分を高めるのが好きで英会話や料理、ダンスも得意なヘッテルという女の子がおりました。
彼女は仕事もできて、プライベートでもそんなありさまだったので同性からいつも羨望のまなざしでみつめられていました。


ところがいざ恋愛となると、彼女の恋はいつも長続きしません。
好きになった男と付き合うまではいくのですが、結局去っていってしまうのです。


そこで彼女はいつも思うのです
「私は彼の求めるものが足りてなかったんだわ。もっといい女にならなくちゃ」と


そうして、もっとステキ女子になるべく何かを始めます
茶道やお琴、仕事ももっと出来なくちゃと色々な資格を取ったりと


そうやってどんどんパーフェクト超人のような女性になっていくのですが、ますます恋路から遠ざかっていきます
*パーフェクト超人って一回負けたら何超人になるんだろう? 教えて中のえらい人


まず彼女に釣り合う男がいないのです、歌って踊れて、会話も出来て、博学でマッチョな男が


でもせっかく自分が頑張ってきたのだから頑張ってきた同じレベルの男性と一緒になりたい、そう思って探している間にヘッテルはどんどん年を取ってしまいました


仕方なく晩節は探すのをあきらめてマンションを買い、逆光源氏計画しかないと才能がありそうな若い外国の青年を飼うようになったのですが、その才能がありそうだったはずなアイキャンフライくんはそのマンションで麻薬パーティで捕まったりとかでヘッテルの晩節は散々だったとさ


めでたくなしめでたくなし



ご無沙汰していますマネー・ヘッタ・チャンです


ようやく落ち着いてきたので久しぶりのモノガタリです
今回はモテ本案内51から着想を得て、物語ってみました


この本はベストセラー『成功本50冊「勝ち抜け」案内』や『ビジネス書のトリセツ』で知られる著者水野俊哉氏が、今度は600冊以上のモテ本から厳選した女性向けの婚活恋愛本51冊を案内した本です


人気があるようでさっそくあの女子勉さんが
【書評】あなたを結婚へ導くモテ本51冊!−モテ本案内51として取り上げたり
バクヨミ!!さんが恋愛格差社会サバイバル モテ本案内51として取り上げたり
僕の問題は誰かが解決しているで取り上げられたりしています


ヘッタ・チャンはディーラーとしてたくさんの投資関係の本を読んできましたが、その中で本当に役に立った本はほんの一握り、残りは似たようなことが書いてあるばかりでした。


そこで、最終的には長期的に結果を出していて、投資スタンスが近い投資家がイチオシしている本を読むようになりました。


この本はそれと同じように結果を出してきた水野さんがたくさんのモテ本を目利きしてくれている本で非常に有意義です。 ぜひ女性だけでなく男性も読んでほしい一冊です


その中で以下の二冊の本の紹介が気に入ったのでそこからモノガタリを作ってみた次第です


・女性の「自分磨きをすれば、もっと高いレベルの男性とめぐり会える」というのはまちがい
・結婚を念頭におく出会いでは、なによりも「異質性の発見」が重要


というのはあまり知られていないことだと思うのでお伝えしてみました
感想など頂ければ幸いです


参考にした一説
必勝婚活メソッド―「お見合い」という婚勝から
独身のアラサー・アラフォーは、「気づいたらこの歳になっていた」という人が大半。そんな人が「私もそろそろかな?」なんて思ったときには、さんざん自分を磨いてきた分、相手への条件も、20代の頃より数段厳しくなっているという。


 「自分磨きをすれば、もっと高いレベルの男性とめぐり会える」というのは、著者に言わせればまちがいである。むしろ、理想が高まれば、その分結婚できる相手は少なくなる。これが年齢を重ねる一因になっているのだ。



婚活の傾向と対策から
164頁 「思春期の恋愛と、大人の恋愛は、心理学的には、両者は根本的に異なる性質のものだ」と著者は言う。


 しかし、30代40代をすぎても、まるで中高校生のような恋愛を求めている人が少なくないとも指摘している。
 「最近、恋ができなくなった。いい人がいない」と感じている人は、そろそろ「恋愛観」を大人バージョンに転換する必要があるのかもしれないというのだ。


 若い頃の恋愛は、「同質性の発見」からはじまる。つまり、同じ趣味を持っている人、自分と似ている考え方をしている人である。そのような異性と、クラスやサークルで出会ったとき、「フィーリングが合う。自分と同じ。これは運命の出会いかも」などと感激し、恋に落ちるのである。しかし、若い頃の恋愛はたいてい長続きしない。なぜなら、「同質性の発見」から始まる人間関係に残されているのは、「あれ? 思っていた人とは違った」というがっかり感だけだからだという。


 大人になると、恋愛観を反転させる必要がある。つまり、「同質性」ではなく、「異質性の発見」こそが、より本質的で深く、永続的な人間関係のはじまりになるのだ。
 結婚を念頭におく出会いでは、なによりも「異質性の発見」に重点をおき、自分にはないものをもっている人との出会いを大切にし、相手と自分との「間違い探し」をしないこと。建設的な恋愛、永続的な男女関係を構築している人たちは、みんなそのことに気づいているという。
抜粋ここまで
(注:紹介のため、改行や行間を一部訂正しています)


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